普段は私のことを面倒見てくれてるゆあちゃんが、あんな乙女な姿になってたんだもん。
いくらでも手助けしますよ!
「蒼井さんはいいの?」
「えっ」
「翔、俺が結愛との話したら一緒にいたそうにしてたよ?」
そ、そうなの…?!
「うん。それにプレゼントのマウント取られたし。俺の彼女は流石だって」
どんな話してるの二人で…
でも荻くんにまでそう言ってるってことは相当喜んでくれてるってことでいいよね。
「いやぁーそれは荻くんのおかげだよ!荻くん、一緒にショッピングモール行ってくれてありがとね!」
と言った瞬間。
ガタンッ
「あ……」
すぐに気づいたのは荻くんだった。
「あ、かけ…」
「ーー凪沙」
あれ……さっきまでと違って酷く冷たい声。
その声に私が翔の名前を呼ぶ声はかき消された。
「風呂入ったら、後で俺のとこに来い」
命令口調で、今までに見たことないくらい鋭い視線で。
「……わ、分かった」
私はそんな一言しか返せなかった。


