ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。


翔の口調が荒くなっている。

……気に入って貰えてなかったのかな。


でも、私の心配なんていらなかった。


「……いらないわけない、むしろすっごく嬉しい。すぐに今日撮った写真入れるわ」


そう言うと、ゆあちゃんや荻くんがいる前でぎゅっとハグをしてきた。


「わっ……翔!二人ともいるのに……」

「この前二人のイチャつき見せつけられたからその仕返し」


そんな光景を見て荻くんとゆあちゃんは、


「さ、戻ろ。二人の時間が必要みたいだし?」

「俺は結愛との時間が必要だけどね」


バンッ


「痛って!」


なんて声が聞こえたけど……大丈夫かな?

翔に抱きしめられていて何も見えない。


「うぅ……翔、ぐるじい」

「もうちょっとだけこうさせて」

「……うん」


あぁ、幸せだな……

こうしていられるの。


ーーでもこの時の私は何も知らなかったんだ。

あの後、翔にあんなことされるなんて。