「バレないようにするの大変だったんだからね!」
「あぁ、だからなんかテンション高かったのか」
「もーなぎ、誤魔化すの大変だったんだから」
「ごめんごめん」
だって早く翔の誕生日を祝いたかったんだもん。
そう思ったら勝手に体が動いちゃう。
「ほらほら!ろうそく消して!」
「……」
少し恥ずかしそうにしつつも、優しくろうそくに息を吹きかけた。
「改めてお誕生日おめでとう!」
「……ありがと」
今度は優しい笑みで返してくれた。
よかった!喜んでくれて。
「サプライズはまだまだだぞ、翔」
「は?」
そう言う荻くんの言葉を聞いて、私はすぐさまに翔へのプレゼントを用意した。
「翔、私からのプレゼント!受け取って!」
「まじか」
まじです。
誕生日のお祝いはケーキだけじゃ終わらないんです。


