「え、えと本当にここ?」
「そうだよなぎ。疑ってるの?」
「そういうわけじゃなくて…」
いや、いやいやいや。
私たちここで一泊するの!?
目の前には大きなログハウス。
かなり立派でちらっとみたところ、備え付けのプールまであった。
お、お金の力、恐るべし……
こんなところで過ごすなんて想像してなくて、思わず驚愕してしまった。
「部屋に荷物置いて、それでバーベキューの準備しよ!」
「りょーかい!」
それぞれ男女の部屋に分かれて用意をする。
「おい、翔」
「……なんだよ」
「なんで機嫌悪いか知らないけど、蒼井さん困らせんなよ」
「うるせぇ」
「そればっかじゃん今日」
二人の間に不穏な空気が漂う。
「……お前に言われたくねぇよ」
その言葉を残して、翔は先に部屋に行ってしまった。


