ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。


**


八月上旬。


強くて暑い日差しの中、ある人と待ち合わせている。



「蒼井さん、お待たせ」



そう声をかけてきたのは、茶色でふわりとした髪が印象的な彼。



「荻くん!今日は付き合ってくれてありがとう!」


「いやいや。翔のことならお任せあれ」



そう、今日は荻くんと一緒に翔へのプレゼントを買う。

私がどんな物がいいか分からなくて、お願いしてみたところ快く引き受けてくれたのだ。



「そんじゃあ行こっかショッピングモールに」


「うん!」


「何買おうかある程度目星はついてるの?」


「いや……実は全く決まってなくて……」



ほぼ荻くんに任せっきりなのが申し訳ない。



「じゃあおすすめのお店沢山紹介してあげるね」


「本当にありがとう…!」