ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。


***

「それじゃあうちのクラスはメイド&執事カフェに決まりー!」


夏休み直前のホームルームの時間。

文化祭で何の出し物を行うのかが決定された。


「あとは、役割分担決めるぞー」


私たちのクラスではカフェをやるみたい。


「金城くんと天野くんの執事姿見たーい!」

「分かる~!」


所々で、二人の名前が上がるのが聞こえた。



翔の執事姿かぁ……

うわ、見てみたいかも……!


絶対にかっこいいに決まってるよね。

翔は、意地悪でたまに強引なところもあるから、ドS執事とか……?

いやそれだと普段通りすぎるから、すっごく甘やかしてくれる執事とか……


どれも良すぎるんですが……!


脳内で勝手に妄想を繰り広げていた。


「……さ」


うーんやっぱりでも口悪い系がいいかも……


「おい、凪沙」

「うわっ!」


コツンっと後ろからペンで頭を叩かれた。