ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。

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カチャッ…


目の前の扉が開いて、外の光が差し込む。



「蒼井っ!」


目の前には、髪がくしゃくしゃに乱れている天野の姿が。


「あま……ーーっんむ?!」



名前を呼ぼうとしたら、そんな間もなく力強く抱きしめられた。


「殴られたり、水かけられたりしてないか?どこか怪我してるんじゃ……」


「お、落ち着いて!天野」

「隠さなくてもいい、どうせあの女がやったんだろ?」



「……大丈夫だから!!何・にも・ない!」


一旦、その暴走を止めるように、天野の背中を強めに叩く。



「……本当か?本当に何も……」

「うん、この通りピンピンしてるよ!」


私の様子を見て安堵する。


というか水かけられるって、どんないじめ……?

漫画とかでしか見たことないし…