「蒼井!いるか!?」
体育館裏辺りで彼女の名前を叫ぶ。
すると体育倉庫の中から、
「……天野!開けて!」
蒼井の声が聞こえた。
倉庫に閉じ込められてんのか……
くそっ……あの女達絶対許さねぇ。
「待ってろ!すぐ鍵持ってくる」
そう言い残して、急いで職員室に向かう。
なんで蒼井がこんな目に合わなきゃならないんだよ。
あんなに一生懸命で優しい奴なのに。
金城の件も、今回の件も……。
……
……あぁ。
俺のせいか。
俺が蒼井と関わったから……
いやでも、金城のことは俺がいなかったら今の蒼井はいない。
俺のせい、だなんて考えたらアイツ真っ先に否定するはず。
なら、俺は…
俺がするべきことは……
ーー蒼井をもう、絶対に傍から離さない。


