ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。


キーンコーンカーンコーン……


遠くの方で、チャイムが鳴るのが聞こえた。

もう帰りのホームルーム、終わったよね…


倉庫に閉じ込められてから30分くらいが経った。


し、し死ぬわけじゃないんだし!一夜明かすだけだから大丈夫なはず……


はず…。





……やっぱり一人は怖い。


…でも自分が七瀬さんにしてしまったことが返ってきたと思えば、今こんな状況になってるのは当然のことなのかもしれない。


…七瀬さん、本当にごめんね。

心の中で強く謝罪する。


きっと許してはくれないだろうけど…でもこの気持ちは本当だ。



あぁ〜……早くここから脱出したい…





タッタッタ……



ん?


何か走ってくる音がする。


「…蒼井!いるか?!……っクソ、あの女集団、絶対許さねぇ」



遠くで怒りに満ちていそうな天野の声がした。




…!天野だ!



「天野!ここ!開けて!!」


喉が掠れるんじゃないかってくらい大きな声で彼を呼ぶ。


「…!倉庫か、ちょっと待ってろ!」


急いで鍵を取りに行ってくれた。