六限、授業は体育。
私たちは、授業で使った器具を片付けていた。
「蒼井さん、ちょっといい?」
今日一日、天野やゆあちゃん以外誰にも話しかけられていなかったが、突然七瀬さんではなく、クラスの別の女子が女子集団を引き連れて話しかけてきた。
ちなみに七瀬さんはその子達の後ろあたりにいた。
「ちょっとあんた達、なぎ一人に対して流石に卑怯よ!」
ゆあちゃんが危険を察知して、止めに入ってくれた。
「春園さんには関係ないんだけど?」
強気な口調で言う。
「私はなぎの親友よ?関係あるに決まってーー」
「ゆあちゃんいいよ、大丈夫だから。それで、どうしたの?」
庇ってくれたのは嬉しい。
でもゆあちゃんにまで迷惑かけてらんないよ。
「ちょっとこっちきてくれる?」
そう言われて、体育倉庫の近くにやってきた。


