放課後。
私は金城くんが教室に来るまで、少し勉強していた、が。
集中出来るはずもなく、一緒に帰る時のことを想像してしまう。
手とか…繋いだりするのかな…、いやまだ早いか。
そもそもまだ付き合ってないし…。
…金城くん、いつ来るかな。
クラスのみんなが帰ってから10分。
まだかなとそわそわしていると、教室のドアが開かれた。
「待たせてごめんね、蒼井さん」
「ううん!全然大丈夫だよ」
少々申し訳なさそうにしている金城くん。
けど、そんなこと許せちゃうくらいかっこいい…。
金城くんと、教室で二人きり。
なんとも思わないはずがなく、私の心臓は大きく鼓動していた。
や、やばいかも…。
「か、帰ろっか?金城くん」
緊張を紛らわすようにそう言った。
「…待って」
けど腕をつかまれて引き止められた。


