「「え~」」 不満そうに唇を同じように尖らせる2人に、私は苦笑いを浮かべる。 「 翼(つばさ)、 籃(らん)、そんなに茉莉とお話がしたいの?」 「うん、早くお話がしたい!」 「僕も~」 きらきらと、瞳を輝かせる二卵性の双子。 ーーーーー私と暁の、大切な宝物。 きっぱりと、翼が言えば、籃も同感とばかりに笑顔で大きく頷く。 「なら、きっと茉莉は、起きてくれるわ。」 物語の中の眠り姫は、いつか必ず、最後には目を覚ますものだもの。