打算。 欲望。 様々な思惑が渦巻く、多くの人達の視線が、ねっとりと私に絡み付く。 「っっ、」 ………………怖い。 あまりの恐怖に、身体が強張る。 それでも、 私がこの場に何とか立っていられるのは。 「莉茉。」 そっと、私を支え、 包み込む、暁の体温が側にあるから。 「っ、大丈夫だよ、暁。」 多少は、強張っていたかも知れない。 だけど、私は暁に笑い返す。 小さく、深呼吸して。 ………うん、大丈夫。