そう。 この暁が、私の“普通”で。 「………………当たり前、何だよなぁ。」 慣れって、怖い。 私は、苦笑いを浮かべる。 周囲の反応からすれば、今の、この暁の行動は珍しい事らしい。 でも、あの暁様がって、一体、なんの事なのか。 少しの興味が湧く。 「まさか、中には例の“あの方”が!?」 「っっ、今日のパーティーは、婚約者のお披露目って噂は、本当だったの?」 周りから囁かれる、今日のパーティーと、隠れた私についての事。 「ーーーー“あの方”、ねぇ。」 ぽつりと、私は呟いた。