「莉茉。」 貴方に名前を呼ばれる度。 自分の名前を、好きになる。 「愛してる。」 愛を囁かれる、その度に。 泣きたいぐらいの、幸福を得た。 「っ、俺は、お前を失いたくねぇ。」 私の事で弱くなる貴方を見て。 自分の居場所を、与えられた気がしたの。 ーーーー私は、生きる意味を知る。 「っっ、」 心が、震えた。 ………あぁ… 全ては、暁。 貴方の為だけに、私は生きるの。 この命は、暁のもの。 自分の中の、愛されたいと思った心の餓えが、満たされていく気がした。