「ふふ、」 ゆるりと、頬が緩む。 自然と笑みが零れ落ちていた。 「莉茉、似合ってる。」 後頭部に落ちり暁からの口付け。 「暁、本当?」 「あぁ、誰にも見せたくねぇぐらいにな。」 妖艶に微笑む暁の瞳と、鏡越しに視線が絡み合う。 それだけで、私の頬が染まった。 ………あぁ… いつでも、私は暁に恋してる。 ずっと、これからも。