「えぇ、良いわよ?」 「本当ですか?」 「勿論、莉茉ちゃんならいつでも私は大歓迎だわ。」 嬉しそうに莉茉が微笑む。 「私も歓迎するよ。莉茉さん、いつでも美夜に料理を習いに来なさい。」 「お父さん、ありがとうございます。」 ……………チッ。 親父の奴、莉茉の笑顔に鼻の下を伸ばしやがって。 でも、料理か。 ………いつか。 俺も莉茉の手料理を食べられる日は来るんだろうか?