「か、可愛い。」 「何か、小動物みたいだな?」 「俺、若のあんな顔を見た事ねぇぞ。」 「確かに!」 ……チッ。 莉茉にバレぬよう、無言で組員達を睨む。 良い年した奴等が、鼻の下を伸ばしてんじゃねぇよ。 「「ヒっ!!」」 それだけで、顔を真っ青にさせる組員達。