「そう、彼女は、高崎組若頭、高崎暁の本命。」 にっこりと。 俺は楽しげに、満面の笑みで微笑んで、目の前の馬鹿な男達を地獄へと突き落とす。 「俺の兄の、奥さんだよ?」 現役の高校生で結婚なんて、早いと思うけど。 正真正銘、莉茉さんは、あの独占欲の強い兄貴のれっきとした妻だ。 「「「っっ、」」」 「あぁ、馬鹿な君達の頭でも、理解は出来たんだ?」 息を飲む俺達に、こてんと、首を傾げた。