「っ、うん、うん…。」 何度も頷く私の目から一粒、涙が零れ落ちる。 我が儘がもしも、たった1つ言えるなら。 私も望みたい。 “高崎莉茉”になる夢を、貴方の隣で叶えたいよ…。 お父さん、 お母さんの、本当の娘になりたい。 「……早く、莉茉の全てが俺だけのものになれば良い。」