「くくっ。」 鬼畜? 上等だね。 あぁ、楽しい。 人の不幸は、蜜の味ってね。 「さ、朔くん?」 初めて見るであろう俺の本性に、クラスメイトの何人かが声を震わせ、近付いて来る。 うん、うざいね。 「………、」 ちらりと、それを一瞥して。 まぁ、どうでも良いやと切り捨てる。 ………………さぁ、最後の仕上げへ行こうか。 「ーーー君達が手を出そうとしていた彼女が誰かも知らず、馬鹿だよね」 本当、命知らずの馬鹿。 無知は罪。 その代償は、きっちり支払って貰うよ?