「「「っっ、」」」 その瞬間。 息を飲み、固まる男達。 ふふ、そんなに顔を強張らせちゃってさぁ。 ーーー本当、笑える。 そんなに怯えるなら、初めから手を出さなければ良い話しなのにね? 「兄貴の方が良かった?」 「「「………。」」」 兄貴の威圧感や覇気を思い出したのか、3人の男達は一様に、顔を真っ青にして、震えている。 「あれ、君達、何でそんなに震えているの?」 あまりの滑稽さと愉快さに、ついつい俺の口に笑みが浮かび、もっと苛めたくなった。