「「………。」」 無言が流れる教室内。 誰1人として、身動きせず、固唾を飲んで暁の顔色を窺っているじゃないか。 「ーーーお前、死ぬか?」 鋭く。 他の誰も寄せ付けないような雰囲気を醸し出す暁に、私の背中に冷や汗が流れ落ちる。 ………………ヤバイ。 「っっ、あ、暁っ。」 絶対零度の笑顔を浮かべ、物騒な事を呟く暁の腕を、私は咄嗟に掴む。 うん、ナイスだ自分。 誉めてあげたいぐらい。 だって、この掴んだ暁の手を離したら、絶対にヤバイ事になりそうな気が、凄くするんだもん。