「………10月の初め?」 私は、眉をひそめる。 「ねぇ、大丈夫なの?」 「何が?」 「今からじゃあ、文化祭の準備に間に合わないんじゃない?」 今は、9月の中旬を過ぎだ頃。 今から準備を始めたんじゃあ、間に合わない気がするんだけど…。 「あぁ、それは大丈夫だよ?」 「…?」 何故だか、自信満々の神無に、私は首を傾げるしかなかった。