「「叶くんっ!!?」」 次の瞬間。 2人の声が、綺麗にハモった。 「………。」 そんな2人に、目を瞬かせる。 わぁ、息がぴったり。 思わず、呆けて関心してしまった。 「莉茉、天野先輩を知ってたの?」 恐る恐る聞いてくる神無に、こくりと頷く。 「うん、叶くんとは知り合いになるのかな…?」 私と叶くんとの関係は、少し複雑過ぎて、説明が色々と難しい。