「どうかしましたか?」 「友達って、どうして私なの?」 「私、莉茉さん仲良くなるのを楽しみにしてたんです。」 莉茉さんへと、顔を近付ける。 「朔くんから、莉茉さんの事を聞いてましたから。」 こっそりと囁く。 この教室内では、朔くんの名前を大きな声では言えないから。 やっかみの視線を集めるのは、勘弁だもの。