「朔がいない……?」 朔は同じクラスのはずなのに、と首を捻った。 「………休み、なのかな?」 暁からは、朔が休みなんて聞いてなかったんだけど…。 途端に、心細くなる。 一人ぼっちになった気分だ。 「はぁ、弱いな、自分は…。」 自嘲の息を1つ落として、私は窓の外に視線を向ける。 そこには、真っ青な青空が広がっていた。 「………暁…。」 ねぇ、貴方は何をしていますか? もう、暁に会いたくて堪らないよ。 その広くて、温かい腕に抱き締めて欲しい。