「あぁぁ、暁!??」 「あ?」 「莉茉ちゃんの担任って、前田なの!?」 嫌そうなに顔をしかめた大雅に、紫煙を吐き出した俺は頷く。 「あぁ、そうだ。」 ーーー不本意だけどな。 ひっそりと、内心で呟く。 「どうせ、前田を莉茉の担任にしたのは、親父の差し金だろ。」 「組長の?」 大雅が驚きを露にした。 「前田は、親父の元担任だ。」