「えぇ!?」 だ、大学まで卒業? 驚愕の事実。 前から、暁は頭が良いとは思っていたけれど…。 まさか、難解と言われた桜樺の大学を卒業していたとは、考えもしなかった。 ーーーー凄すぎだよ、暁。 「くくっ、驚きすぎだろ?」 又もや驚きの声を上げた私に、忍び笑いをした暁が、理事長室のドアを叩いた。 「どうぞ?」 ドアを叩いた直ぐ後に、落ち着いた男性の声で入室を促される。