「うん?」 「本当に行きたくないか?」 それを、莉茉自身が本当に心の底から望むのなら、だ。 「……。」 黙り込む莉茉。 色んな葛藤があるのだろう。 「お前が本気で行きたくないなら、学校の方は俺がなんとかしてやる。」 莉茉が望む以外で、俺が動く事はない。 誰に非難されようが。 俺にとって重要なのは、全ては莉茉の意志だけ。