あたしは……柊くんの答えを知るのが怖くて、ずっと告白すらできなかったのに……
柊くんは、あたしに何て答えられるか分からない中、1年もただ待っていてくれたなんて……
『待ってて』
そんなあたしの寝ぼけた言葉を信じて、待っててくれたなんて―――……
「あたしも柊くんが好きっ……」
突然のあたしの告白に、柊くんは驚いた表情を浮かべる。
だけど、あたしは柊くんの態度なんておかまいなしに続ける。
ずっと溜めこんで限界を迎えていた感情は、一度溢れ出したら止まらない―――……
「ずっとずっと……出逢った時から好きだったっ
望遠鏡覗く顔も、星の事話す時の楽しそうな顔も、優しい落ち着いた声も、結構頑固なとこも、からかってばかりだけど本当は優しいとこも、高い身長も、……全部、とにかく全部大好きっ」
一気に息継ぎもせずに言いきった想いに、柊くんは少し面喰ったような表情をして……でもすぐにそれを一転させた。
「おまえ……そんな濃い告白されたのなんか初めてだし」
くっく、と喉の奥で笑いながらあたしを見つめる柊くん。
その瞳は、優しくあたしを映していて……
どうしょうもない愛しさがあたしを襲う。
このまま抱きつきたい衝動に駆られて……手を伸ばそうとした瞬間、柊くんに抱き寄せられた。
「本当、可愛いやつだな」
「……っ」
呟くように言って、ぎゅっと抱き締める柊くん。
自分でも抱きつこうとしたくせに、本当にそうされてしまうと尋常じゃないドキドキが襲ってきて、あたしを支配した。
ずっと……
ずっと、この場所を望んでた。
この場所に永遠にいられる事を望んで……
強く強く望みすぎて、がんじがらめになって動けなくなってた……
ただ、柊くんが好きで。
ただ、一緒に居たくて。
……恋人になりたかった。
.



