柊くんと会う時間が楽しみなのに、それすら陰りのある気持ちが邪魔をする。
柊くんといる時間が他のどの時間よりも好きなのに……
フラストレーションが溜まっていく。
言えないあたしが悪いのに
気付かない柊くんにムカついて。
星を眺める柊くんが好きなのに
望遠鏡を蹴り倒したくなる。
消化不良を起こしている、柊くんの甘く期待させる言葉。
ずっと言えない「好き」。
その2つが……あたしの気持ちをひどくすさんだモノへと変えていく―――……
出逢ったばかりの時はこんな事なかったのに。
ただ一緒の時間が共有できれば嬉しかった。
名前を呼ばれれば幸せだった。
傍にいるだけで満足できたのに……
すごくすごく透明で、きれいな想いだったのに……
柊くんの傍にいられなくなる事が恐くて、変わらない関係を望んだのはあたし。
だけど……
その変わらない関係が、あたしの気持ちをひどく汚している。
自分じゃ動けないくせに、柊くんに変えて欲しいなんて……
どの星だって、聞いて呆れてる。
ねぇ、柊くん。
ただ一緒にいる事が、最近はつらい。
そんな想い……間違ってるよね……?
そんな想い方、きっと間違ってる……間違ってるよ――――……
.



