【ご令嬢はいつでもシリーズ5】悪役令嬢の厄落とし! 一年契約の婚約者に妬かれても、節約して推しのライブ予約してあるので早く帰りたい。だめなら胃腸薬ください!



「私が謝罪すべき人々のリストが出来上がりました。エバン様に確認していただきたくお持ちしました」
「なにっ、リストだと?」

 私が持っていた小さなバッグから書面を差し出すと、受け取ったなりにエバンが大きなため息をついた。

「ものすごい人数だな……。これはどのようにしてできたのだ?」

 口を開きかけて、私はすぐに口を閉じた。そそっとエバンの近くに寄って声を小さくする。