「ベアトリス・ヴィリーバと申しますわ。王宮警備にお勤めのエバン・クラークネス様はご在所かしら?」 なんだかんだ力のあるヴィリーバ子爵の伝手と権威を借りて、王宮警備の詰め所を訪ねた。ヴィリーバの名前を出すだけで誰も彼もが委縮したり目をみはったりする。やはり相当な権力者らしいね。家にいるときはただお腹の突き出た禿げたおじさんにしか見えないんだけどな。 「こちらへどうぞ」