【ご令嬢はいつでもシリーズ5】悪役令嬢の厄落とし! 一年契約の婚約者に妬かれても、節約して推しのライブ予約してあるので早く帰りたい。だめなら胃腸薬ください!



 部屋でふたりきりになったあと、ヘティに念書を渡した。
 私は重い胃の当たりをさすりながら、すぐにテーブルにつく。時間はない。早速、手紙を書き始めた。
 まったく、お貴族様のお食事と来たら、バターたっぷり、塩分たっぷりで私の貧弱な胃にはヘビーすぎるのよね。

「うっぷ……」
「ベアトリスお嬢様、ご加減が悪いのではございませんか?」
「う、うん、ちょっと胃もたれが……」
「今胃薬をお持ちいたします」