私はにっこりと微笑みを返した。
うんうん、さすが母親。娘じゃないと、よくぞ見抜いていらっしゃる。
それに引き換え、この父親は、うーん、ちょっとアレかな~。
とにかく、ヘティのおかげもあって、初めにやらかしてしまった私の態度を払しょくすることができた。頭を打ってしばらく混乱はしていたものの、今は落ち着きを取り戻し、同時に大人らしい分別を身につけつつある、とふたりの認識は改まったようだ。ありがとう、ヘティ。念書にもしっかりふたりのサインをしてもらえたよ!
「はい、ヘティ。これがあれば私がベアトリスに戻った後でも、必ず休暇がもらえるはずだからね」
「ありがとうございます」



