「それなら僭越ながらこちらに候補を見繕ってございます。年代やご迷惑のお掛け度合い、お相手の性別、家格によって五段階に分けてございます」
「ヘティ、すごい! 仕事が早いのね!」
「ベアトリスお嬢様にお仕えするには、いつも三手ほど先を見越さなければ務まりませんので」
なるほど、高慢不遜我がまま放題のベアトリスをこうやってヘティは扱いこなしていたというわけか。三人が感心するようなまなざしでヘティを見ている。ふんふん、それで仕事のできるヘティがこの問題令嬢の筆頭侍女になったのね。
「じゃあ、贈り物はヘティのいう通りに。手紙が書け次第、一緒に送ってちょうだい。それから、謝罪の文面なんだけど、一応私なりに書いてみたよ。ヘティ見てくれる?」
「はい」



