【ご令嬢はいつでもシリーズ5】悪役令嬢の厄落とし! 一年契約の婚約者に妬かれても、節約して推しのライブ予約してあるので早く帰りたい。だめなら胃腸薬ください!



 ベアトリスは一旦うなづいたが、すぐになにか考えるように斜め下を見た。

「ええ、とても順調だと思いますわ。でも、ひとつ気がかりがありますの……」
「なんだ?」

 そう促すと、ベアトリスはパッと顔を上げて、ススッとまた俺の隣にやってきた。
 ラベンダーが、香る……。