【ご令嬢はいつでもシリーズ5】悪役令嬢の厄落とし! 一年契約の婚約者に妬かれても、節約して推しのライブ予約してあるので早く帰りたい。だめなら胃腸薬ください!



 いつものように小さなバッグからリストを取り出すと、ベアトリスはいつも俺の横にやってくる。
 互いのリストを照らし合わせて、俺にリストにないチェックを入れさせるのだ。
 ベアトリスが隣に来ると、ほのかにラベンダーが香る。
 一度尋ねてみたら、インク汚れが落ちないので手を洗いすぎて荒れてしまったので、ハンドクリームを付けているのだと言っていた。
 リストのチェックがつけおわると、ベアトリスはにこっとほほ笑んだ。