ジェイドが去ったあと、俺は自室でベアトリスが来るのを迎えた。 「エバン様、もうリストの半分以上の方々にお手紙を送りましたわ!」 部屋に通されるなり、ベアトリスは、パッと笑う。強い生命力と若さが溢れ、まるで一点の赤いバラのように視線が引き付けられる。 うっ……。 これが演技だとわかっていなかったら、気を許してしまう輩も多かろう……。