【ご令嬢はいつでもシリーズ5】悪役令嬢の厄落とし! 一年契約の婚約者に妬かれても、節約して推しのライブ予約してあるので早く帰りたい。だめなら胃腸薬ください!



「うっかりしましたわ。エバン様、お忙しいところ、お時間を作ってくださって感謝いたしますわ。それと、その代わりと言ってはなんですけれど、エバン様の指揮する兵たちの労をねぎらいたく、屋敷の料理人にお菓子など作らせて持って参りましたわ。よろしかったら、皆様のお茶のお供に使ってくださいませ」

 なーんて気づかいのできる婚約者みたいなことを言っているけれど、実際は仕入れた生クリームが傷んじゃうからもったいなくて作らせたお菓子を持ってきたというわけ。いやだって、もったいないでしょ腐らせたら! 食べ物を無駄にしたら、牛さんが化けて出てきちゃうでしょ!