「お~い、グレイス~!」 その声に振り向くと、町から馬車で帰ったお父さんとトーマスとベゼルだった。 「おかえりなさい、どうだった?」 「完売だ、すごい儲けになったぞ! 見ろ!」 お父さんが晴れやかな顔で、じゃりっと重そうな袋を掲げた。すごい、あんなに膨らんだお財布を見たのは初めて! 馬車からトーマスが飛び降りて駆け寄ってきた。 「グレイス、新しい種を買って来たよ!」 「ほんと!? ありがと、トーマス!」