家族の協力もあり、秋ということもあって、ぶどうやりんごやオレンジの種は幸いすぐに手に入った。本来町で売っている甘くておいしい果物は貴重なものでめったに口にできない。だけど、お父さんとトーマスが仕事の代金がわりにもらってきてくれたのだ。その種を家の側に蒔いて、私は念入りにお祈りをしておいた。 そうして家で食べた果物の種はもちろん、村の人たちからもできる限り種を集めてみよう。