#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について


 
「そなたらの年に一度の祭りを邪魔だてするのは忍びない。だれぞ、果樹栽培に詳しい者をよこせ。あとは勝手に回る」
「は、はあ、左様で……。では、グレイス、グレイス!」

 ――えっ!?
 思わず顔を上げると、バチッと目が合った。
 ブランドン・セラニー卿。