「まったく、ノロノロしやがって」
黒沢先生の吐き捨てるようなつぶやきが聞こえた。あんなん教師が言っていいの?
丸夫くんはのそのそと黒板消しを動かして消していた。
「あいつムカつくよなぁ」
昼休み、校庭の鉄棒のところで和志くんたちがいらついていた。いっしょにいるのは相変わらずの達也くんと瑠人くん。
「あいつって黒沢先生?」
「ああ、クソ沢。クソが」
昼休み、私や和志くんなど、廃工場へ行ったメンバーは和志くんに呼び出され、ここに集まっていた。話があるんだって。
「ねぇ野村くん、話ってなに?」
まりちゃんがイライラしたように聞いた。
「ああ悪ぃ、丸夫様のことだよ」
「様って……」
私と佐々木くん、昌樹くんは困った表情で顔を見合わせた。
「丸夫くん?」
逆にまりちゃんは嬉しそうに顔を赤くする。
「ああ、オレら丸夫様のファンクラブ作ろうと思ってよ」
「ファ、ファンクラブ?」
「ああ、そんでお前らも入らねぇか誘おうと思ったんだ」
「入る!」
まりちゃんが食い気味に手を挙げた。
「ええ~……」
私や佐々木くん、昌樹くんは困ってしまった。
別に和志くんたちやまりちゃんが丸尾くんファンクラブを結成するのは自由だ。勝手にやればいい。でも私たちを巻き込まないでほしい。
「私はちょっと……」
「おれは遠慮する」
「俺も」
佐々木くんと昌樹くんは嫌そうな顔をしてくるりと背中を向けた。
黒沢先生の吐き捨てるようなつぶやきが聞こえた。あんなん教師が言っていいの?
丸夫くんはのそのそと黒板消しを動かして消していた。
「あいつムカつくよなぁ」
昼休み、校庭の鉄棒のところで和志くんたちがいらついていた。いっしょにいるのは相変わらずの達也くんと瑠人くん。
「あいつって黒沢先生?」
「ああ、クソ沢。クソが」
昼休み、私や和志くんなど、廃工場へ行ったメンバーは和志くんに呼び出され、ここに集まっていた。話があるんだって。
「ねぇ野村くん、話ってなに?」
まりちゃんがイライラしたように聞いた。
「ああ悪ぃ、丸夫様のことだよ」
「様って……」
私と佐々木くん、昌樹くんは困った表情で顔を見合わせた。
「丸夫くん?」
逆にまりちゃんは嬉しそうに顔を赤くする。
「ああ、オレら丸夫様のファンクラブ作ろうと思ってよ」
「ファ、ファンクラブ?」
「ああ、そんでお前らも入らねぇか誘おうと思ったんだ」
「入る!」
まりちゃんが食い気味に手を挙げた。
「ええ~……」
私や佐々木くん、昌樹くんは困ってしまった。
別に和志くんたちやまりちゃんが丸尾くんファンクラブを結成するのは自由だ。勝手にやればいい。でも私たちを巻き込まないでほしい。
「私はちょっと……」
「おれは遠慮する」
「俺も」
佐々木くんと昌樹くんは嫌そうな顔をしてくるりと背中を向けた。

