【中】暴君の溺愛は、罪なほどに。



「で、でも、怜央さんに対してため口なんて…」


「怜央」


「う、怜央に対してため口は、ちょっと、失礼かなと…」




 ちらりと心くんを見ると、心くんはきょとんとしてから、「夕華さまは(プリンセス)さまだからいいんだよ」と笑った。

 ほ、本当に…?




「俺がいいって言ってるのに、誰がとがめるの?」




 あ、出た、怜央の堂々発言。

 私は「分かり…」と言いかけて、一度口を閉じる。




「わ、分かった。がんばる」


「うん、がんばって」


「ふふっ。夕華さま、待ってる間、外に出て遊んでくるのはどうかな?」


「遊んでくる…?」




 って、どこで?

 きょとんとすると、心くんは、にっこり笑った。




「ここ、テーマパークだし。アトラクション、楽しいよ?」


「えっ?あれ、動くの?」