【中】暴君の溺愛は、罪なほどに。

「う、浮気っ!?あ、愛奈は家族です!家族が大切なのはあたりまえでしょう!?」


「そう?じゃあ、俺も家族になれば大切にしてくれるの?」


「えぇっ?」


「夕華、結婚しよう?」


「けっ!?」




 けけけ、結婚!?

 ぼんっと爆発したように顔が熱くなると、怜央さんは微笑んで私を見つめる。

 伴侶(はんりょ)だからそういう関係なのは分かるけど、怜央さんと結婚なんて…っ!




「わ、私まだっ、結婚できない年齢ですからっ!保留で!」


「じゃあ、婚約ね。未来の夫だから、俺も家族でしょ?大切にして」


「な、なんて暴論ですか!?そんな屁理屈をこねなくてもっ、ちゃんと大切にします!」


「そう?ならいいや。俺、昼寝するから、起きるまでそばにいて」