【中】暴君の溺愛は、罪なほどに。



 家に着いた私は、騎士(ナイト)さんたちにリビングで待ってもらって、干した洗濯物をたたみ、お風呂掃除をして、愛奈(あいな)のご飯を作った。

 それから、お泊り用に着替えを用意したりしていると、ガチャッと、玄関の扉が開く音がする。


 愛奈を出迎えるためにリビングに行くと、「なに?あんたたち誰?」と愛奈のとげとげしい声がした。




「愛奈、おかえり!この人たちはね、Night Empire(ナイトエンパイア)騎士(ナイト)さんだよ」


「えっ、Night Empire…!?」




 愛奈はおどろいた顔をして、一歩下がりながら、サァッと青ざめる。




「あっ、大丈夫。そんなに怖くないよ。…騎士(ナイト)さん、騎士(ナイト)くん、こちら、私の妹の愛奈です」




 笑顔で紹介すると、騎士(ナイト)さんは無言で会釈(えしゃく)して、騎士(ナイト)くんはにこっと笑った。

「こんにちは~」と愛想よくあいさつしてくれた騎士(ナイト)くんを見て、緊張がほぐれたかな?と愛奈に目を向けると、無言でにらまれる。

 な、なんでだろう…。