【中】暴君の溺愛は、罪なほどに。

 4階にある例のお部屋につくと、扉をノックして「こんにちは、鉄谷(てつたに)です」と声をかけた。




「お待ちしていました。どうぞ」




 扉を開けてくれたのは、真面目そうな雰囲気の騎士(ナイト)さん。

「ありがとうございます」と答えてお部屋の中に入ると、帝王(エンペラー)さんは今日も奥のソファーに、ほおづえをついて座っていた。

 騎士(ナイト)くんはそんな帝王(エンペラー)さんのななめうしろに立って、にこにこしている。




帝王(エンペラー)さん、私を呼んでいると聞いたんですが…」


「きみさ、Bomb(ボム) Strike(ストライク)のなんなの?」


「え?」




 Bomb Strike?




「姫もいないし、調べても女の関係者はいなかったのに。なんのために協力してるわけ?」


「えぇと…Bomb Strikeというのは?」


「とぼけても無駄だよ。昨日、学校の周り張ってたでしょ」


「学校の周り…?」