「な、なにしてるの…っ!?やめて、止めてよお姉ちゃん!浩太さんにひどいことしないで!」
「愛奈…あの人は、愛奈をこんな姿にしたんでしょう?お姉ちゃん、それは許せないよ」
愛奈に顔を向けると、かわいい顔に痛々しいアザがあって、胸がきゅっと苦しくなった。
髪をつかまれていた場所をそっとなでると、愛奈に手を振り払われる。
「それはお姉ちゃんのせいでしょ!?一切連絡寄越さなかったくせにっ、今さら現れて浩太さんにっ、Bomb Strikeにひどいことするなんて!」
「愛奈…」
暴力を振るわれたのに、まだ総長さんのことが好きなの?
私はとっさに怜央たちを見て、止めようか、一瞬だけ悩んだ。
でも、今回は愛奈の気持ちを尊重できないと、目をつぶる。
「愛奈。あんな人と関わっちゃダメだよ」



